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2019-35号-5-11

コラム「想い」

最近になって、張り詰めた心がゆるやかに温かみを帯びてきた。要するに治療されているのであろう!
 そんな心の治療に重要だったのは、その人その人が持っている「想い」であろうと私は思う。治療に必要だったのは、頭の良さやテクニックではない。それぞれがどういう「想い」で取り組んでいるかである!正直、私たち障がい者は、非常にそういうところに敏感である。ある施設で、自分が良い看護師さんに診てもらったんですよ!と発言したところ、研修生さんが、いい看護師ってどういうのを言うの?と聞かれ、答えられなかったことがあるが、振り返ってみると、「想い」のある治療をしてくれる人だろうと今は思っている。もちろんのこと、勉強しないと務まらない深い世界だが、「想い」は人を動かす。新たに看護師さんを目指す方に、その「想い」を成長させていただきたいと、私は、願う!

                       
副会長・田中隆雄
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[ 2019/05/26 ] コラム | TB(-) | CM(0)

2019-34号-1-5

コラム「私と地域社会との関わりについて」

私の最終学歴は、高卒である。通信制大学を中退と書いても良いのだが、中途半端なので、高卒にしている。19歳から26歳まで大学図書館でアルバイト生活。その中で、東京都立図書館協議会の都民公募委員に選ばれた。大学教授や出版人、ジャーナリストなど様々な学識経験者がいる中、20代は私のみ。大変に貴重な経験をさせて頂いた。
出版取次の関連企業に就職したが、3年半後、うつ病と診断され、やむなく退職。後に別のクリニックで統合失調症と言われる。再びアルバイト生活となるが、図書館や児童館で絵本の読み語りをするなど、地域社会との関わりを大切にしてきた。あきる野市や近隣の市町村の議会を傍聴したり、「図書館はともだちの会」や歴史の勉強会などに参加。
障がい者になって当事者会シャトルを立ち上げてからは、会の代表として、あきる野市地域自立支援協議会、あきる野市障がい者団体連絡協議会にも関わるように。昨年から、あきる野市社会福祉協議会の評議員にも選ばれ、障がい当事者として、発言する機会を得ることになった。山あり谷あり、波瀾万丈の人生ではあるが、楽しく朗らかに、困難を乗り越える自分でありたい!!!


会長・森田康雄より
[ 2019/01/18 ] コラム | TB(-) | CM(0)

2018-33号-10-6

コラム「志と忙と忘」

今回もまたクイズから。問「1,3,4,6,8,10,12」は、かつての東京の地上波テレビのチャンネル。では、「1,3,5,7,?,10,12」の「?」に入る数字は?ヒントは、「二四六九士」。答えは8です。ヒントは、「にしむくさむらい」と読みます。2,4,6,9,11月は「小の月」つまり31日が無い月。逆に問題文のほうは、31日のある「大の月」というわけ。
弁護士や税理士、司法書士など様々な資格には「士」が付いています。「師」は先生の意味ですが、「士」は一字だけで「さむらい」と読み、「事を処理する才能のある者」であると、私の持っている漢和辞典には書いてあります。精神保健に関わる資格には、社会福祉士、精神保健福祉士などがありますが、私がお世話になっている福祉「ざむらい」の皆さんは、プライドを持って仕事をされています。これからも医師、看護師に出来ない障がい当事者と社会とのパイプ役になって頂きたい。漢字の成り立ちとは異なりますが、「士」の「心」と書いて「志」と。どんな仕事でもそうだと思いますが、初志貫徹でいきたいものです。
「忙しい、忙しい」と言っていると「心」を「亡くす」ことに。そして、心を亡くすことは、大事なことを「忘れて」しまうことにも。「青年よ心に読書と思索の暇(いとま)を作れ」とは、ある著名な数学者・教育者の言葉である。


会長・森田康雄より
[ 2018/10/21 ] コラム | TB(-) | CM(0)

2018-32号-7-7

コラム「我れ以外、皆我が師」

皆さんは、国文学者の「折口信夫」と作家の「大佛次郎」の名前を読めますか?答えは「おりぐちしのぶ」と「おさらぎじろう」。一般的な読み方ではないので、振り仮名をつけて欲しい名前です。
11年前に入院した時、病棟の本棚に司馬遼太郎が小学生向けに書き下ろした文章をまとめた本を見つけた。巻末に司馬の略歴があり、直木賞、菊池寛賞、吉川英治文学賞などを受賞のほかに、大佛次郎賞受賞も書いてあったのだが、そのルビが「おさらぎ」ではなく、「おさなぎ」と振ってあったのだ。出版社に誤植があるから修正するように電話。入院中なので病院の住所も教えたら、1週間後に担当者から絵葉書が届いた。「森田様のご指摘通りです。闘病中にもかかわらずご連絡頂き感謝しています。どうぞ一刻も早い退院を祈っております。この度は誠にありがとうございました」と。
たとえプロフェッショナルでも、間違いはある。それを素直に認め、今後の糧としてもらえればと思う。私自身、そのことを肝に銘じている。
「我れ以外、皆我が師」とは、吉川英治の言葉。私の座右の銘である。

  
会長・森田康雄より
[ 2018/07/22 ] コラム | TB(-) | CM(0)

2018-31号-4-14

コラム「藤井克徳さん」

3月17日(土)に、あきる野市公民館主催の市民企画講座が、中央公民館で開催。「憲法70年企画の会・あきる野(AC70の会)」の企画・運営による「憲法を知る!感じる!語り合う」5回の連続講座の最終回は、日本障害者協議会(JD)代表で、きょうされん専務理事の藤井克徳さんの講演がありました。藤井さん自身、全盲の視覚障がい者ですが、用意してくださった資料が全部頭の中に入っており、驚嘆しました。質疑応答で私も精神障がい者として、措置入院患者の退院後のことについて質問。明確な回答でした。藤井さんの講演の最後に、イソップ童話「三匹のカエル」を紹介。ある日、三匹のカエルが牛乳が入った容器に落っこちた。悲観主義のカエルは、もうだめだ、とあきらめて沈んで死に、楽観主義のカエルは、何とかなるだろう、と何もしないうちに沈んで死んだ。しかし、もう一匹のカエルは現実主義で、カエルは足をバタバタさせるしか出来ないと、動いていたら牛乳がやがてバターになり、浮き上がって助かった、というお話。頭だけで考えるのはなく、何かしら行動するのが大事だという寓話でした。現実主義のカエルに私もなりたい。
 
会長・森田康雄より
[ 2018/05/01 ] コラム | TB(-) | CM(0)